2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
<ピアノソロ集。'74年ベルリン録音>「歌声は同じものを一つとして持たない物質」という話を先刻したが。 楽器だって、身体を鳴らす訳ではないけれど、アルゲリッチ+ラヴェルなんて域ともくれば、ピアノを弾く奏でる叩くといった概念を超えた、もはや自然…
<女優・モデルでの活躍と同等か、ひょっとすると日本ではそれ以上に歌手として名を馳せた稀有な存在。セルジュ・ゲンスブールと組んだ6枚目のアルバム>小林麻美よりも早瀬優香子よりも、バーキンを知ったのは後だった。 高3のとき、某アーティストインタ…
<昭和40年代を中心にセレクトされたお色気歌謡曲のコンピ。著名な辺見マリ『経験』奥村チヨ『恋泥棒』なんかも入っているが、それ以外はほぼ知られざるラグジュアリーな、或いはインモラル、裏街道的な世界観がフェロモンたっぷりに展開される>私の邦楽の…
SP盤の魅力に取り憑かれるきっかけをくれたのはこの御方。鈴木清順監督による映画『夢二』のエンディングで流れていた『宵待草』が出会い(あの音源は未だ手に入れてないのだけど、いつ頃歌ったものだったのかな?)。 以後、NHKの『ラジオ深夜便』等で流れて…
<ボサノバの生みの親、ジョビンの没後すぐ('95)に出たオムニバス。 本人やジョアン、アストラッド等ボサノバ御本家のメンツに留まらず、ジャズミュージシャンやボーカリストによるプレイも多数収録>ジャズの人々がボサノバを、一時の流行や気まぐれの蜜月…
<デビュー3年目4枚目のアルバム。 ドラマ映画、CMにも引っ張りだこだったこの時期、曲も数多く流れていたものだ。『砂の城』はカセットテープAXIA、"ONE"はカルピス(ウォーターではない)、『街角のスナップ』はNECパソコン(むろんインターネット以前。何…